こんにちわ。
投資信託等に対する二重課税調整制度が始まるという事で先月記事にしました。
今回は実際に対象のETFの分配金がありましたので、制度前と後でどれくらい税金が変わったのか見てみたいと思います。
ETF(2515)で比較
私が現在保有している二重課税調整制度対象のETFのひとつにNEXTFUNDS外国REIT・S&P先進国REIT指数(除く日本・為替ヘッジなし)連動型上場投信[2515]があります。
昨年の10月と今月1月に分配金がありましたので比較してみましょう。
※2515は特定口座で保有しているETFです。
10月分配金
保有口数は4,010で1口当り9.5円の分配金で計38,095円(税込)の分配金でした。
ここから20.315%(所得税、復興税、住民税)のを引いて、実際の受け取り金額は30,347円でした。
1月分配金
それでは制度開始後の1月分を見てみましょう。
まず見てビックリしましたが、保有口数以外に何も記載されていません。もはや郵送してくる必要もないような(笑)
保有口数は4,160で1口当り7.5円の分配金(公式サイトで確認)で計31,200円(税込)の分配金でした。
さて、実際に証券口座に入金された受け取り金額を見ますと27,651円でした。
ん?やはり何か多い気がするぞと思い計算してみると、元の分配金に対し
11.375% !!
の税金しか取られていませんでした。
素晴らしい!!
比較
- 制度開始前→20.315%
- 制度開始後→11.375%
今まで(20.315%)のよりも約9%も税金が安くなっています。
思った以上に税金が安くなっているので驚きです。
実際の特定口座の画面
特定口座の画面を見ると税引き前の分配金は34,700円となっています。
4,160株×7.5円で31,200円ですから、差引3,500円分が外国所得税額として加算されている事が分かります。
※加算された34,700円から20.315%を引くと、ピッタリ今回の実際の受取額の27,651円になります。
と言うわけで、おそらく今回の税金を損益通算で全て取り戻そうとする場合、加算された34,700円分の損出しをする必要があります。今までよりも多く損出ししなければいけませんね。
おわりに
最近は、証券会社の手数料無料化に続きこの二重課税調整制度と、我々個人投資家の投資環境はますます良くなるばかりです。
個人投資家が増え、株式市場が盛り上がってくれると嬉しいです。