NISA

来年以降「つみたてNISA」から「NISA」に変更します!その理由とは!?

こんにちは。

最近アクティブファンド投資家になったさるすべりです。

突然ですが、来年からは「つみたてNISA」から「NISA」に変更しようと思います。

今回はその理由について話してみます。

投資したいアクティブファンドが「つみたてNISA」には全然ない件

ぶっちゃけると、

投資したいアクティブファンドが「つみたて NISA」には全然ない

これなんですよね。

今月12月分のつみたてNISAは、「ひふみプラス」・「フィデリティ・欧州株・ファンド」・「フィデリティ・米国優良株・ファンド」に投資しましたが、それも正直「妥協」して選んでいます。

他のインデックスファンドに投資するぐらいなら…という程度です。

しかし、アクティブファンドが少なすぎる現状はしょうがないのです。

金融庁のつみたてNISA(アクティブファンド)の条件は厳しいからです。

  • 純資産総額が50億円以上
  • 信託契約期間が無期限または20年以上
  • 設定以降5年以上経過
  • 販売手数料がノーロード
  • 信託報酬 → 1%以下(国内資産を対象)、1.5%以下(海外資産を対象)※税抜

 

この中で1番厳しい条件は「設定以降5年以上経過」だと思います。

最近設定された優良なアクティブファンドは、スタート地点にすら立てないのです。(このような条件はインデックスファンドにはありません)

ポンと出てきたばかりのアクティブファンドは信用できないという金融庁の厳しい視線が伝わってきますね。

信託報酬も地味にきついです。

私が特定口座で保有している「大和住銀DC海外株式アクティブファンド」は上4つの条件はクリアしていますが、最後の信託報酬の条件だけはクリアしていないので「つみたてNISA」銘柄に登録する事ができないです。(参考:税抜1.62%)

「大和住銀DC海外株式アクティブファンド」のパフォーマンスを考えると、0.12%の差で採用されないなんてとても悲しい話です…

自分が心から期待できるファンドに投資しよう

アクティブファンドとインデックスファンドを比較して、新しい景色をお見せしましょう。

「大和住銀DC海外株式アクティブファンド」のここ10年の年率リターンは17.4%です。

つみたてNISAで月33,333円を10年間積み立てたと仮定すると、10,635,759円になります。

比較として全世界株式インデックスである「eMAXIS 全世界株式インデックス」と比べてみましょう。

「eMAXIS 全世界株式インデックス」は10年の年率リターンは12.5%なので、10年間で7,897,037円になります。

その差は2,738,722円となります。圧倒的ですね。

さらにハンデとして「eMAXIS 全世界株式インデックス」は非課税口座、「大和住銀DC海外株式アクティブファンド」は特定口座で積み立てして売却と仮定してみましょう。

  • 「eMAXIS 全世界株式インデックス」→3,999,960円(元本)+3,897,077円(運用益:非課税)=7,897,037円
  • 「大和住銀DC海外株式アクティブファンド」→3,999,960円(元本)+{6,635,799円(運用益)×0.79685%}=9,287,696円

その差は1,390,659円となり、ハンデをつけても「大和住銀DC海外株式アクティブファンド」が好成績となる事がわかります。

この結果でわかることは、非課税枠を重視するよりもファンドの成長性を重視した方が合理的ということです。

 

この記事の本題に戻ると、つみたてNISAで将来性に期待できるファンド・心の底から納得できるファンドがないならば、NISA(最悪特定口座)でよりハイパフォーマンスを期待できるファンドを購入した方が、将来より大きなリターンを得る可能性があるということです。(もちろんインデックスに劣後する可能性もあります)

だから私は来年以降はNISAで納得できるファンド(現在の特定口座のファンド)を購入しようと思います。

どうしてもつみたてNISAのアクティブファンドに心から納得できなく「モヤモヤ」した気持ちが取れなかったので、こう決断した次第です。

つみたてNISAにもメリットはある

しかし、つみたてNISAにも捨てがたいメリットはあります。

1番のメリットは、20年間という長期間の非課税がもたらす心理的メリットではないでしょうか。

私自身つみたてNISAを始めて3年経とうとしていますが、いまだかつてどのファンドも売却していません

当たり前に聞こえるかもしれませんが、これって実はすごいことです。

つみたてNISA前までは普通のNISAをしていましたが、1,2年と短い期間で売却(早いと1年以内で売却)してしまっておりひとつも残っておりません

(参考:NISAは5年、ロールオーバーで10年非課税で保有できます)

やはり20年という長い年月を想うと、せっかく投資した非課税枠をもったいなくて売却できないという心理が働くのです。

投資信託というものは、長期間保有し続けて雪だるま式に資産を大きくしていくものです。

途中で売却することはデメリットにしかならないので、心理レベルで長期投資を実施しやすい「つみたてNISA」は素晴らしい制度だと思います。

NISAや特定口座で保有する場合は、この「売却したい誘惑」と戦う強い気持ちが必要となってきます。

おわりに

どうでしょうか?

私が「つみたてNISA」から「 NISA」に変更する理由がお分かりになったでしょうか。

「つみたてNISA」か「 NISA」かどちらを選ぼうか迷っている方がいましたら、今回の記事を参考にしてください。

とりあえず、インデックス投資家の方でしたら「つみたてNISA」をおすすめします。

しかし、アクティブファンドに少しでも興味を持っている方でしたら「NISA」で将来性が期待できるアクティブファンドを選んでも面白いと思います。

アクティブファンドは色んな運用方針やテーマのファンドがあり選ぶのも凄く楽しいですよ!!

 

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