こんにちは、さるすべりです。
私は昨年12月から電力会社を北陸電力からLooopでんきに変更しました。
早速1月分の請求がきたので確認すると、「思ったより安くない・・」という印象でした。
どうして安くないと感じたのか?原因を探って見ました。
Looopでんきと北陸電力の請求額を比べてみると・・
※以下、おおよその数値を記載するのでご了承下さい
Looopからの初めての請求額は20,000円でした。
使用電力は780kWhです。
北陸電力と比べるために、同じぐらいの電力使用量だった月と比べてみました。(昨年8月)
北陸電力2021年8月の請求額は21,000円、使用電力は810kWhでした。
あれれー?何かほとんど変わらないんですけど・・
810kWhと780kWhの差は30kWhです。Looopでんきの方に30kWh足してみると、21.3×30kWhで639円増しになります。
ほとんど21,000円です。
ちっとも安くなってねーじゃねーか!(怒)
と、情弱な私はそう思いました。
燃料費調整額の高騰
安くなっていない原因を探ろうと私は動き出しました。
そして発見したのです。
燃料費調整額 の存在を・・
2021年8月の燃料費調整額は0.08円(8銭)でした。
しかし2022年1月の燃料費調整額は何と!!1.47円だったのです・・
約18倍にも増えているじゃねーか!!何だこのインフレの世界は!!!!
使用電力800kWhと仮定すると、前者は64円、後者は1,176円と請求額に大きな差が生まれます。
私が安く感じなかった原因はコレです。
もし、あと1,000円安かったら「おっ!安くなったなー」という印象になったはずでしょう。
燃料費調整制度とは
燃料費調整制度とは、火力発電に用いる燃料(原油、液化天然ガス、石炭)の価格変動を、毎月の電気料金に反映させる仕組みのことです。この制度は多くの電気事業者が導入しています。
日本はエネルギー資源のほとんどを輸入でまかなっているため、世界の経済状況や政局の変化が燃料価格に大きく影響します。そのため、電気料金が完全に固定されたままですと、燃料価格が高騰したときに発電事業者が大きな損失を被る可能性があります。そういった事態から事業者を守るため、燃料費調整制度が設けられました。
最近、原油や天然ガスの高騰のニュースを見かけますね。
まさか自宅の電気料金にも直接関係している話だとは思ってもいなかったです。恥ずかしい・・
原油高騰で「ガソリン料金が上がる」認識はありましたが、まさか電気代も上がっていたとは・・
ちなみ今回燃料費調整額はプラスとなっていますが、燃料価格が安い時には逆にマイナスになる事もあります。
その場合、電気代が割引となるのでお得です。
燃料費調整制度は決して悪い面しかない訳ではありません。
おわりに
今回の件、調べて本当に良かったです。
大変勉強になりました。
世界の色々な情勢は身の回りの事に繋がっている
その事を改めて学びました。
それにしても・・
うちの電気代高いな笑