こんにちは、さるすべりです。
来年の1月1日から投資信託やETFに対する二重課税調整制度が開始されます。
分配金を軸に資産運用を行っていた投資家にとっては大変喜ばしい出来事です。
二重課税調整制度とは
今まで外国株式や外国REITに投資する投資信託やETFから分配金を貰う場合、まず外国で税金(外国所得税額)を徴収された後に、残った分配金に対し日本でも満額の所得税額が徴収されていました。(二重課税)
※図は日本証券業協会より出所。以下同。
上図の例として、外国所得税額で10%、日本の所得税額で13.5%、合計23.5%の所得税額が徴収されております。
しかし二重課税調整制度の開始により、下図のように外国で徴収された所得税額が考慮されるようになります。
先程と比べると、外国所得税額10%、日本の所得税額5%で合計15%となり、8.5%も所得税額が減額されています。
上のように二重課税されていた税額の調整を自動で行ってくれるようになるので嬉しいですね。
※控除される税額は商品や投資先の税制等により変わります。上記の表のように一律ではありません。
保有銘柄で対応予定のETF
私は現在、先進国株式ETFとしてNEXTFUNDS外国株式MSCI-KOKUSAI指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信[2513]、先進国REITETFとしてNEXTFUNDS外国REIT・S&P先進国REIT指数(除く日本・為替ヘッジなし)連動型上場投信[2515]を保有しています。
野村アセッジメントの二重課税調整制度に関する記事を見てみると、両ETFともに二重課税調整対応の銘柄となっていました。
※野村アセッジメント公式サイトより
嬉しいですね♪
これで年間配当金の更なるアップが見込まれそうです。
さて、ここで気になるのが来年から保有予定のグローバル3倍3分法ファンドです。
私は配当金・分配金を重要視してますので、グローバル3倍3分法ファンドの隔月分配型を選ぶつもりです。
バランスファンドなので税控除の計算が難しそうですが、はたして二重課税調整の対象になるのかどうか。
期待して続報を待ちましょう。
おわりに
年末にかけて証券口座の取引手数料無料化の流れ、そして今回の二重課税調整制度の開始など、我々の投資環境はますます良くなるばかりです。
これを機に、多くの個人投資家が誕生して市場が盛り上がるといいですね。
※ETFの分配金で検証してみました↓