こんにちは、さるすべりです。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)「※通称オルカン」の公式サイトで約款変更のお知らせが通知されています。
内容は信託金限度額を5,000億円から2兆円へと変更する内容でした。
これはオルカンの純資産総額が5,000億円に近づいているためです。
人気ぶりがうかがえますね!
信託金限度額とは
信託金限度額とは
投資信託の信託金限度額とは、その投資信託の総額の上限のことです。正式には信託された金額の合計(=元本を元に算出)です。信託限度額は設定時に投資信託ごとに定められており、約款に記載されています。
出典:投信資料館
なぜこのように限度額が定められているのでしょうか?
例えば小型株に投資するファンドだと数百億円に設定されている場合があります。
小型株は流動性が低いため、ファンドの規模が大きくなり過ぎると適正な株価で買い付けできなくなり運用に支障をきたすため、信託金限度額が低く設定されています。
オルカンは全世界株式に投資するインデックスファンドなので、そのような心配はありません。
時価総額加重平均なので、時価総額が高い(流動性が高い)企業に多く投資して、時価総額が低い(流動性が低い)企業には少ししか投資しません。
構成銘柄も何千社もあるので1社あたりの投資金額も分散されています。
というわけで、オルカンの信託金限度額は無制限でもいいのでは?と思うのですが、今までは5,000億円に設定されていました。
今回5,000億円から2兆円に引き上げたのは純資産総額が信託金限度額に近づいてきたことを意味します。
三菱UFJ国際投信すらも、設定当時はまさかこんなにも早く5,000億円に届くとは思ってもいなかったのかもしれませんね。
オルカンの純資産推移
公式HPの設定来チャート
水色が純資産総額の推移です。
ここ1年間で急激に増えているのがわかります。
投信ブロガーが選ぶ!ファンドオブザイヤーで3年連続1位を獲得している背景もあり、徐々に投資家たちに口コミが広がり人気に繋がっているのかもしれませんね。
さて、オルカンの設定日は2018/10/31です。
- 2021/2/5 ⇨ 1,000億円突破
- 2021/6/15 ⇨ 2,000億円突破
- 2021/10/14 ⇨ 3,000億円突破
- 2022/1/4 ⇨ 4,000億円突破
ここ1年で急激に増えています。
設定日から1,000億円までは2年3ヶ月
1,000億円から2,000億円までは4ヶ月強
2,000億円から3,000億円までは4ヶ月
3,000億円から4,000億円までは2ヶ月半
1,000億円までは比較的時間がかかっていますが、1,000億円から4,000億円までは1年足らずで達成しています。
急激に資金が流入しているのが分かります。
ぶっちゃけ来月4月には5,000億円突破しそうな勢いです。
素人の私から見ても「早く信託金限度額を引き上げないと!」ってなりますね😅
今回の三菱UFJ国際投信の判断は至極当然なわけです。
1兆円超えのインデックスファンドが群雄割拠する未来が楽しみ
今回の5,000億円から2兆円への信託金限度額引き上げはインデックス業界的にはとてもめでたいニュースです。
そもそも国内で5,000億円を超える、もしくは超えそうなインデックスファンドは数えるほどしかありません。
☆時価総額4,000億円以上のインデックスファンド(2022/3/1付)※他にもあったらすみません😓
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 9,791億円
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド 4,731億円
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 4,663億円
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 4,201億円
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)にあっては1兆円超えたことがあります。
参考:【祝!!】eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)純資産総額1兆円突破!!!
上位3ファンドは全て人気の米国株式ファンドです。
全世界型でありながら5,000億円に迫っているオルカンは本当に素晴らしいですね。
全世界株式インデックスファンドの星です!
ちなみにeMAXIS Slim米国株式(S&P500)も過去に5,000億円から2兆円に信託金限度額を引き上げています。
現在2兆円の半分である1兆円まで純資産総額を伸ばしているので、将来的に2兆円超えの可能性は高いとみています。
その時には信託金限度額を更に引き上げるでしょう。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)に引き続き、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」も「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」も「オルカン」も1兆円を早く超えていって欲しいですね!
そして、更なる信託金限度額の引き上げを見せて欲しいです。
しかし間違いなく上記の銘柄たちは資金流入が続きます。
なぜならつみたてNISAの人気銘柄だからです。
つみたてNISAは2042年まで残り20年続きます。
残り20年確実に資金流入が続くのは安心です。
20年後には1兆円超えインデックスファンドが群雄割拠しているでしょう。
楽しみな未来です😆