こんにちは、さるすべりです。
後輩から「お金を貸して欲しい」と言われました。
人生で初めての経験です。
今回はその顛末をお話します。
Contents
後輩からの相談
「相談したい事があります」
突然電話が鳴りました。
内容を簡単に箇条書きすると
- 弟が会社で横領した
- 消費者金融でも借金をしていた
- 借金の連帯保証人が勝手に親と後輩名義にされていた
- 親戚からお金を借りてある程度返済した
- 横領した会社への毎月返済が苦しく滞納している
- 滞納分は早急に支払わないと訴えられるのでお金を貸して欲しい
という内容でした。
結論として、
「貸すことはできない」
と私は返答しました。
理由はいくつかあります。
理由①
電話で聞いた話をすぐに信じることはできない
後輩の事を疑うわけではないですが、電話でたった今聞いた話をそのまま信じるほど私は甘くはありません。(詐欺の可能性もあります)本当に信じて欲しいならば、最低限直接出向き書類等の事実関係を見せてお願いする必要があります。
理由②
一度貸せば今後も貸して欲しいと言われる可能性が高い
一度滞納したという事は、再度滞納する可能性は高いです。ここで滞納分を貸しても、また「お金を貸して欲しい」と言われるでしょう。一度貸した事でお金を貸してくれるリストにもリストアップされてしまうので、一度貸せば未来永劫「貸し借りの負の連鎖」につき合わなければいけません。
理由③
自分よりも生活費が低くないと貸す対象にもならない
そもそも後輩の生活費を知りません。仮に私よりも贅沢をしていたら、お金を貸すなんて馬鹿馬鹿しいです。人にお金を借りる前に節約しろって話です。生活費が未知数な人にお金は貸しません。
理由④
個人間でお金の貸し借りはしないという信念がある
理由①②③と挙げてきましたが、そもそも個人間でお金の貸し借りはしないという強い信念があります。お金の貸し借りは悪い結末にしかならないと散々見てきました。この信念(ポリシー)がある以上、私は絶対にお金を貸しません。(当然借りません)
※カードローンとかは別ですよ笑。実際に私もカードローンは利用しています。
私にはFIREする夢がある
何だかんだで可愛い後輩なので断るのは辛かったです。
私の言うアドバイス程度は既に弁護士を通じて動いているとも言っていました。
貸して欲しいと言わた金額は正直大したものではありません。
私の資産の1%程度の金額です。
事件の発端は弟だという事で同情の余地もあります。
それでも貸す事は出来ないんだ・・すまない後輩よ。
私にはFIREという大きな目標があるんだ。
現代の常識からかけ離れた生き方をするには、私自身も非情(非常)になるしかないのです。
おわりに
今回の出来事を通して「格差」「持つ者・持たざる者」「貧困」「資本主義社会」、様々なワードが頭の中を駆け巡りました。
世の中の残酷さ
お金の怖さ
同じ職場で同じ様な仕事をしていて、どうしてこれだけの差が生まれるのか。
かたや数千万円の資産を保有しFIRE(早期リタイア)を目論んでいる者
かたや数十万円の借金が返せず、借入先を必死に探している者
切ない気持ちはあります。
しかし、私は振り返らずにもっともっと前に進みます。