こんにちは、さるすべりです。
2021年はNISAでアクティブファンドやレバレッジファンドを購入しましたが、2022年からはつみたてNISAに変更しました。
積み立てる銘柄として「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」が第一候補でしたが、「SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))」を積み立てていこうと決めました!
今回はその理由をお話しします。
※以降、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」はオルカン、「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」は雪だるま(全世界株式)と記載します。
雪だるま(全世界株式)をつみたてNISAで積み立てる理由
オルカンではなく雪だるま(全世界株式)をつみたてNISAに選ぶ理由は、
つみたてNISAで満期まで保有した場合に特定口座の同銘柄と混ざってしまうからです。
現在、私の特定口座はオルカンだけです。
つみたてNISAでオルカンを積み立てていくと、最終的に(20年後)特定口座のオルカンと合算されてしまいます。
何が問題かと言うと、その年に満期を迎えたつみたてNISA単体を完全に非課税で売却できなくなってしまうのです。
簡単に説明します。
特定口座でオルカン40万円、つみたてNISAでオルカン40万円購入しました。
20年後オルカンの基準価額が2倍になったとします。→特定口座評価額80万円(売却時8万円課税)、つみたてNISA評価額80万円(非課税)
満期を迎えたつみたてNISAが特定口座に合算されます。→その時の時価(80万円)でオルカンを購入したと見なされます。
合計取得金額120万円、評価額160万円、含み益40万円となり、満期を迎えたつみたてNISAの80万円分を売却すると20万円の売却益が発生し4万円が税金として徴収されてしまいます。
これ↑が特定口座に合算されてしまう弊害ですね。
単体なら非課税であるはずのつみたてNISAも特定口座の同銘柄と合算されてしまう事で、同額を取り崩そうと思っても課税されてしまうのです。
20年後に特定口座もまとめて売却するようなパターンでしたら支払うトータルの税金は変わりませんが、例えばFIREを達成していて必要な生活費を徐々に取り崩していくようなパターンならば特定口座同銘柄への合算は大きなデメリットと言えるでしょう。
なぜなら税金分の利回りが失われていくからです。(税金はなるべく先送りした方がお得です)
上の例ですと、徴収された5.4万円分に対する年率5〜7%(株式期待リターン)のリターンを失った事になります。
合算されない為に
と言うわけで20年後に合算されないようにしなければいけません。
対策としては
- 特定口座で保有していない銘柄を積み立てる
- 特定口座とつみたてNISA口座の証券会社を分ける
- 満期までにつみたてNISAを売却する
などが挙げられます。
私は1を選びました。
具体的には雪だるま(全世界株式)を積み立てる事にしました。
※ファンド情報【純資産額:443億円、信託報酬額:0.1102%、ベンチマーク:FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス】2021.12.14現在
オルカン設定来のチャートも殆ど差異はありません。
今後のパフォーマンス的にもオルカンと大きくは変わらないでしょう。
オルカンのベンチマークとは別なので、それもまた楽しみのひとつです。
- オルカン【MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス】
世界中の大型・中型株約2,900社 - 雪だるま(全世界株式)【FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス】
世界中の大型・中型・小型株約8,000社
分散的には雪だるま(全世界株式)の方が優っています。
長期的なリターンがどれほど差異が出るのか注目していきたいです。
※やっぱりキャピタル世界株式ファンドに変更します笑